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 明治時代から昭和の前半までの日本は激動の時代でした。日清戦争、日露戦争、日中戦争、第二次世界大戦などの対外戦争は、穏やかな田園地帯敏満寺地区に住んでいた人たちにも影響を及ぼしました。

 地区から兵士として出征された方たちの中には、異国の地でお亡くなりになられた方も何人かおられます。その方たちは残されたご家族の、子や孫、兄や弟、夫や父でした。お亡くなりになられた方たち、そして残されたご家族のご無念、悲しみはいかに深いものでしょう。

 敏満寺地区では年に1回、五役、協議員、ご遺族の参列のもと、戦没者法要を会議所2階の大広間で執り行っています。ご遺影の前で胡宮楽の皆さんの厳かな調べのもと、式は進行します。地区のお寺のご住職たちが、読経で戦没者の方々の御魂を慰霊します。

 太平洋戦争の終結から75年以上経ちます。戦没者を直接知るご遺族も多くお亡くなりになり、またはご高齢になられました。それでも敏満寺地区に住む私たちは、戦没者の方々の慰霊を静かに続けていきたいと思います。

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法要の様子(会議所2F)

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