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皆様、敏満寺と奈良東大寺の深い繋がりについて、ご存じでしょうか?
かつて敏満寺は、水沼(みぬま)荘という東大寺の荘園(水沼荘)であり、その証拠が「近江国水沼村荘園図」という書き物に記されていて、現在も奈良の正倉院で大事に保管されております。また、その荘園図の中に、水沼池(みぬまいけ)が描かれており、これが現在の大門池になります。
先日、この大門池南遺跡で、平安時代の銅銭「隆平永宝(りゅうへいえいほう)」十五枚や、正装した役人が使う石製のベルト飾り「丸鞆(まるとも)」一点が出土されました。
これは、当時周辺に奈良・東大寺の荘園「水沼荘」があった証であり、遺跡は荘園経営に携わった有力者の物で、この場所に埋葬されていた可能性が高いとの事です。
現在、安土城考古博物館にてこの遺跡が展示されていますので、実物を是非見に行かれてみては、如何でしょうか。

古代銭「隆平永宝」が出土(資料 安田氏子総代様提供)

https://712cf872-525b-49c6-a177-527d0fe959fb.usrfiles.com/ugd/712cf8_f6e8672e005f4703b545fb3ee5821bcc.pdf

​安土城考古博物館の展示品の写真
​安田氏子総代様提供

敏満寺史跡・文化保存会記念公演
​講師 音田直記氏

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