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2023年5月某日、宮城県仙台市にある東北歴史博物館へ行って来ました。
現在、奈良と東北に関係のある仏像の特別展を行っておられ、なんと今展示会では国の重要文化財である「三角五輪塔」が胡宮神社から出展されているとの事でしたので、見に行って来ました。
(以下リンク先参照)
https://www.tbc-sendai.co.jp/mihotoke/

展覧会では、今まで幾度となく人類を襲った地震などの自然災害や人々の争いによって生じた兵火を乗り越え、大切に守られてきた奈良と東北の寺宝約60件(国宝12件、重要文化財27件)が展示されていました。
 
その中に、ありました・・・遠く離れたこの土地で、胡宮神社の金銅三角五輪塔。
​これは鎌倉時代末期の物で、当時経済的に豊かだった敏満寺は、奈良東大寺再建のために多額の寄付を行い、後日この再建に尽力した俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)様が、お礼とお互いの延寿を願って、敏満寺宛に寄進された物だとの事です。
胡宮神社の福祉会館前の石像、ここに詳細が記されております。私たちの知らない千数百年前のお話ですが、改めて敏満寺の歴史・文化の深さを実感することができたよい一日でした。

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